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今年も"おかげさまで13周年!"

今年の梅雨はカラ梅雨かと心配していましたら、こんどは逆に台風による豪雨の心配に見舞われています。
東京パソコンスクールは今年も早くも周年祭の季節となり、6月12日から7月3日(水)まで、”おかげさまで13周年!” 入会金無料キャンペーンの真最中です。

Windows8が出てもう半年以上となり、当校でもWindows8とOffice2013の生徒さんが少しずつ増えてきました。当校の歴史とともにあったような、長いXPの時代もとうとう来春4月2日で(Microsoft社のサポートが)終焉するということで、当校の生徒さんの割合も昨年までは3割以上を堅持していたのですが、さすがにここへ来て2割を切るまでになりました。(このXPの生徒さんの割合は、もうとっくに扱っていない所も多い他校に比べるといまだに高いようですが、2007の方が2.5割、2010の方があっという間に一番多くなり、現在5割強に。)

私たちパソコンソフトのインストラクターにとって、ソフトが日進月歩で次々と新しくなるのは嬉しいような苦しいような…というところです。どんな仕事でも常に自己研鑽は必要とされ、仕事に前向きに取り組む上では当たり前のことですが、ご指導する科目も多く、文字通り日進月歩でテンポが速いので、その教材作りや新しいソフトの学習と準備に常に追われている状態です。

ですから、「先生は凄いわね。なんでも分かるのね!」なんて感嘆してくださる生徒さんがいらっしゃいますが、(実はなんでも分かるわけはないですし)その陰では生徒さんたち同様、いえそれ以上に私たちもほんとうに毎日毎日学んでいるというわけです。
それがイコール仕事でもあるわけですから、これまた当然のことなんですが。少なくとも新しいことを学ぶのが嫌いな人には向かない仕事かもしれませんね。人間社会がネットの世界抜きでは語れなくなってきている現代、ますますクラウド化に向かっている新世界を覗く楽しみもあります。

また、機械を相手にしているようで実は人間、それも老若男女実に様々な生身の方たちと直接接するお仕事なので、何よりもまず、それが苦手な人には勤まらないかもしれません。技術以上にまず相手の気持ちを察するコミュニケーション能力、というわけです。
まあしかし丸13年も続いて来られたのは、上に書いたように感嘆し喜んでくださる生徒さんたちに支えられ、自らも苦しい中にも学ぶ喜びがあり、そんな生徒さんたちから「ありがとう」と言われる幸せなお仕事でもあるからだと思います。

ところで、80歳でエベレスト登頂を成功させた三浦雄一郎さんの実行力と意志の強さには驚嘆させられました。ほんとうに多くの人々が励まされのではないでしょうか?
どうしてあんな苦しいことを!とも思いますが、その陰で超人的な努力をし、苦しいことを乗り越えてこその「世界一の喜び」だったのでしょうね。
三浦雄一郎さんの真似はできないにしても、小さくてもその人なりの目標を持って、チャレンジとそのための努力をする人は、”老人”ではありません。何事も「私なんかもうトシだから」とか「どうせダメよ」とか言って頭からやろうともしない人は、実年齢が若くても”老人”です。

「トシは取りたくないものだ」とは、年々実感をともなってつい出そうになる言葉ですが、それを逆に、「トシを取ってみないと分からないこともある!」と、ちょっと面白がる余裕も持ちたいものだと最近考えています。
実は私事ですが、この春2か月に渡って左右の目の白内障の手術を受けたのです。それは初めての貴重な体験でした。家族が同居している人や家が近い人、比較的若い人(または病院の都合もあるかもしれないが)などは日帰りで可能とはいえ、やはり手術となると不安もありましたが、いろいろな"新世界"の初体験と発見がありました!

手術翌日には眼帯を取ってもらえるのですが、最初に見せられた鏡で何がショックだったかと言って、自分の顔のシミしわにはビックリ仰天するぐらいショックでした。
シミしわがあるのは十分自覚していたとはいえ、なんでもぼーっと見えていたのですから、相当割り引かれて見えていたのですね。
今となれば笑い話のようですが、世の中には見たくないものは見えないほうが幸せということもあるということです。この数年、特に夜は新聞も本も、読みたくても読めない辛さ口惜しさストレスがつのっていましたから、それが解消される喜びはとても大きなものだったのですが、術後すぐはその嬉しさも半ばなり? という複雑なところでした。

そして、あまりにしょげかえった私に同情した?夫が放った言葉が、「大丈夫だよ、皆は前からその顔を見ていたんだから!」でした!! (笑っていいのか泣いていいのか!?) 
まじめな話、中には手術で治らない方もやはりいるわけですから、事前によく調べてもらわなければなりませんし、成功してのこんな悩みは贅沢なことではあります。
次に面白いと思ったのが、このハナシを私が周りの友人たちにすると、皆が皆、即ご自分のお顔のことを言うのです。私は人様の顔のことを嘆いているわけではないのに、「あら、困ったわ。じゃあ私の顔のしわやシミもよく見えてしまうわね!」とおっしゃるのです! これも私には予想外でした。メールで伝えた人は、「じゃあ今度会うときには、しっかり念入りにお化粧して髪も染めて行かなくっちゃ!」という方や、会っているとお顔を手で隠しながら上のセリフをおっしゃる方などなどです。
まあ気を許した相手だからですが、つい吐露した自分の心情がむしろ相手に向かって行く矢のようになったことに戸惑い恐縮しながら、数人目には「皆さんのお顔は変わらずきれいですけどね!」と、前置き後置き?しつつ話していました。本当にお世辞ではなく、友人たちのお顔は変わらずに見えるのですから、それも不思議なことでした。

日が経ってみれば、当初は受け入れがたかった現実もしだいに受け入れられてきました。単に見慣れ諦めたのかもしれませんが、人間の耳や目は自然と、耳障り目障りなものはなるべく入れないようにして、こころの目や耳で美しいもの、必要なものを自分で選択して微調整しているのではないでしょうか?
家の中の汚れや床の髪の毛などもよく見えて、不精な私がマメにお掃除をしたくなるのは良いことなのでしょうけれど、これも多少見えなかったり見て見ぬふりをするほうが、お互いの健康と幸福のためということもありますね。

看護師さんに最初に注意されたのがこのことでした。あまり見えるからといって、すぐに動き過ぎ、目を使い過ぎにならないように、と。でも私は仕事がら、毎日パソコンを見ないわけにはいかないので、これはなかなか難しいことでした。
その後もつい目を使い過ぎて看護師さんに叱られながらも、特に去年から愛読していた新聞の、それも朝夕の連載小説を、毎日ストレスなくゆっくり楽しんで読める幸せは格別なものです。

東日本大震災から2年3か月が過ぎましたが、実はこの毎日新聞の連載小説は朝夕の2本ともが、大震災と原発に深く動機づけされている物語なのです。ですからこれについてはぜひゆっくりとご紹介したいので、次に回を改めてお話したいと思っています。
どうかお楽しみに!
  matuyon

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~『北海道無料写真素材集』から~

# by mitakamusasino | 2013-06-21 14:46 | 三鷹校  

萩名物郷土菓子「蒸気まんじゅう」

 全国各地には、地元でしか味わえない名物がありますね。
萩市の名物のひとつに、「蒸気まんじゅう」があります。
饅頭というと、丸い形をした皮の中に餡子の入ったものを想像されると思いますが、萩の「蒸気まんじゅう」は、蒸気船の形をした「たい焼き」です。
蒸気まんじゅうが萩だけのお菓子だと知ったのは、東京での生活を始めてからでした。

萩名物郷土菓子「蒸気まんじゅう」_d0076971_16353923.png萩名物郷土菓子「蒸気まんじゅう」_d0076971_16362357.png













 蒸気まんじゅうの由来を調べてみました。
 『蒸気まんじゅうは、幕末に萩沖に出現する黒船を、まんじゅうにして食べてしまえと気勢を上げるために誕生したもので、萩ならではの伝統菓子です。
たい焼きを蒸気船のカタチにしたものですが、たい焼きの誕生は昭和初期で、蒸気まんじゅうは幕末から約120年の歴史があります。
かつては町中の屋台で売られ、庶民の味として親しまれてきましたが、現在では販売する店も少なくなってきたようです。』

 正月元旦には、近所の春日神社に蒸気まんじゅうの屋台が出ます。
実家でお正月を過ごすときには、必ず買いに行くのが楽しみのひとつです。雪が降って寒い時も、雨の時も、参拝の帰りに多くの人が屋台に並ぶので、お参りもそこそこに、列に並びます。待つこと一時間以上、湯気のたつ、焼きたての蒸気まんじゅうを手にして、家路を急ぎます。
昔ながらの紙の袋に入った、ホカホカの蒸気まんじゅうを抱えていると、気持ちもうれしくなるのが不思議です。
 今年のお正月は晴れていたので、写真を撮ることができました。
萩名物郷土菓子「蒸気まんじゅう」_d0076971_16402527.jpg

NHKのお昼の番組でも紹介されたという、おじさんが焼いていました。
写真を見てもわかるように、5個焼ける鉄板が2つだけですから、数多く買う人がいると、なかなか買えません。それでも列に並んでいると、小さいころのお祭りの出店を思い出して、楽しいひと時でもあります。

 今では、お祭りなどの行事以外には屋台がでませんが、萩しーまーとにはお店があるそうです。萩名物郷土菓子「蒸気まんじゅう」_d0076971_16463520.jpg
 しーまーとは、萩沖で取れる、たくさんの新鮮な鮮魚類が手に入るので、しーまーとを目的の観光客も多いようです。しーまーと内のレストランでは、日本海でとれた新鮮な鮮魚類を食べられます。

 萩を旅行される機会がありましたら、ぜひ萩しーまーとの新鮮な鮮魚と蒸気まんじゅうを食べてみてください!
kado

# by mitakamusasino | 2013-03-05 16:52  

日本茶

立春も過ぎ、春めいた暖かさを感じる日もありますが、かといって雪もちらつくような寒い日もあり、寒暖差のある日が続いていますね。
巷では、インフルエンザ、ノロウィルス等々流行していますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

日本茶_d0076971_2203326.jpg先日、当スクールに通っていらっしゃる生徒さんが「近頃は急須を知らない子供が多いみたいですね。子供が急須を知らないのは、親が急須でお茶を入れていないからでしょうね。」と話していました。恥ずかしながら私自身も、自宅への来客時ぐらいしか急須を使用していないかもしれません。帰宅してから子供に「これなんという名前か知っている?」と自宅にある急須を見せると「えっ、ポット?」という返答が・・・。私も子供が急須のことを知らないのは親の責任だと実感した次第です。

便利な世の中で、今はペットボトルで買える日本茶の種類もたくさんありますね(玉露とかほうじ茶とか)。ペットボトルは外出時には便利ですが、やはり急須でお茶を入れると、手間はかかるのかもしれませんが、ほっと一息ついて美味しくいただけますし、入れ方一つで味わいも変わることに趣も感じます。

昔、母のお使いで知り合いの方へのお中元、お歳暮を買い求めにお茶屋さんに行ったことがあります。お茶屋さんに「何がお勧めですか?」と聞いたところ、よく勧められたのが玉露でした。「入れ方がありますが、喜ばれますよ。」とのことでした。
自分でも飲みたくなったので、一度自宅用に買って帰ったことがあります。母に入れてもらったのですが、甘みのあるお茶で大変美味しかったのを覚えています。

ちなみに日本茶には、抗菌作用、美肌作用など様々な効能・作用があるそうです。
特にこの季節、風邪予防のつもりで日本茶を・・・。急須で日本茶を入れて、ほっと一息ついて味わいを楽しむのも良いかもしれませんよ。

mietan

# by mitakamusasino | 2013-02-12 21:02  

「なにひとつ学ばず…」の愚を重ねず

新年のご挨拶が遅れましたが、明けましておめでとうございます。
本年も、みなさんにとって良いお年でありますようにと願っています。
ご一緒に(おトシに負けずに?)、元気で明るくパソコンライフを楽しめますように!

昨年末にはまたまた政権交代となり、6人の首相が毎年入れ替わったあげく
その1人目の阿部首相に舞い戻っての再スタートとなりました。さて、いったい
どんな年になるのでしょうか?
“アベノミクス”といわれ、今のところ好調な滑り出しのように見えますが、
『景気さえ良くなれば夏の参議院選は勝てる』とばかり、いつも選挙対策の話が
セットでチラついてくるので、つい"疑心暗鬼"になり用心深くなってしまうのは、
この6年間政治に裏切られ続けてきたことから来る、庶民の正直な気持ちでは
ないでしょうか。

景気が良いのに越したことはありませんが、ほんとうには誰にとっての景気なのか、
そして長く安定するのか?が気になります。強くて元気な人ばかりではありませんから、
弱い人や元気のない人たちにとっても景気が良くなって、元気の出る世の中になれば
ほんとうにいいですね。

私たちは一昨年の大震災を経験して、モノに溢れた生活を「もっと」望むのか、
それとも?と自問自答して、生き方を変えようとしてきたはずでした。
3.11から多くのことを学んだのではなかったでしょうか? 

この暮れからお正月にかけて、アカデミー賞候補の映画『レ・ミゼラブル』が日本でも
大ヒットしていて、大勢の人々の感涙をしぼっているとのことです。
フランス王政復古の時代、19世紀前半は産業革命が加速し始めたころで、
貧富の差の拡大が激しくなり貧困にあえいで犯罪に走った人間を、自らも辛酸を
嘗めながら無償の愛で救おうとするジャンバルジャンの話です。
お正月2日には阿部首相夫妻も観に行かれたそうですが、それなら首相には
この映画を大いに教訓にしてほしいと、7日の毎日新聞で専門編集委員の
山田孝男さんが書いていました。

実は、ちょうど暮れの26日に、この同じテーマで仏文学者の鹿島 茂さんという方も
書いていたので、やはり新政権に同じ心配や感慨を持っている人たちが、少なからず
いるのだ、と納得したしだいです。
ナポレオン帝政後の王政復古時代に首相だったタレーランの嘆きの言葉、「彼らは
なにひとつ学ばず、なにひとつ忘れなかった」というのが、実はお二人のテーマです。
「王政復古を果たして復帰した超王党派の政権の周りの権力者たち(彼ら)は、
過去の経験からなにひとつ学ばず、過去の特権、利権をなにひとつ忘れなかった」と
いう意味です。

鹿島氏いわく、王政復古を果たしたのはいいが、「ほかに選択肢がないから、
一度捨てたものを”しかたなく”」選んだというのがこの復古王朝の性質だったのに、
王の周辺の者たちは、それを肝に銘じることができずに、結局大破局を招いてしまった
という歴史の怖い事実でした。
今回の自民党の得票数は、前回の3年前よりむしろ少ないぐらいだったのに、
圧倒的多数の議席を獲得したという現象を、上の王政復古の性質と同じなのだと
鹿島氏は言いたいのです。
古い利権体質から抜けきらないまま”王政復古”してしまったら、前と同じ過ちを繰り
返すことになるのではないかと、氏は深く憂慮しているというのです。

大きな期待とともに大きな不安もありますが、どうか”王政復古”の二の舞にならぬ
ように、今度こそ1年で破局に至らないようにと願わずにはいられません。
私たちも、「なにひとつ学ばず・・・」の愚を重ねずに、3.11から多くのことを学び、
何を考えどう生きなくてはならないのかを、試行錯誤しながらも今年もなお
忘れずに行きたいと思っています。

話は変わりますが、ご自身がヒマラヤに行かれて撮ってこられた写真などを使って、
今年1年分12枚のはがき大カレンダーを、パソコンで見事に作成して、昨年暮れに、
教室に届けて下さったご年配の生徒さんがいらっしゃいます。
素晴らしい作品ですので、みなさんぜひ、教室でお手にとってご覧くださいね! 
そして皆さんも、小さくても新しい課題に挑戦する1年でありますように。

今年の冬は全国的に本当に寒くて、ノロウィルスや風邪も流行っています。
北国に比べればまだまだ東京は暖かいほうですが、みなさんどうかお気をつけて、
お元気で教室に通ってくださいますよう、お待ちしております。

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 matuyon

# by mitakamusasino | 2013-01-13 00:19 | ニュース  

"ヘブン アーティスト"へのお誘い

中央線一帯で行われていた阿波踊りなどの夏祭りの季節も過ぎ、秋冬が本格化して
来ました。そして、今秋には様々なイベントが開催されています。

\"ヘブン アーティスト\"へのお誘い_d0076971_1343626.jpgところでみなさん「ヘヴン・アーティスト」ってご存知で
しょうか? 実はこれ「東京都公認の大道芸人」なの
です。
そう、よく井の頭公園などで見かける“アレ”です。

今年も実施していましたが、毎年10月のはじめに都庁
前などでオーディションがあり、それに合格した人たち
なのです。
現在、パフォーマンス部門が274組、音楽部門が78組
登録しています。そして、この秋口にはその「新人」たち
も含めた彼らが集結して大活躍のたくさんの「イベント」
が新宿、池袋、上野、町田、三軒茶屋等で催されました。

パフォーマンス部門のアーティストは「目の前で見るサーカス」のようで凄技が連発です。
音楽部門は音大出身者も多く、こちらも本格的でジャンルレスな音楽がてんこ盛りです。

\"ヘブン アーティスト\"へのお誘い_d0076971_13474572.jpgちなみに大集合するイベントですが、この秋はほぼ終わりましたが、引き続き上野公園などでは平日も毎日、数組が出演しています。

ホームページ
に出演者のプロフィール、タイムテーブルなど詳しい情報がありますので、参照してみて下さい。
ぜひぜひ「百聞は一見にしかず」の気持ちで芸術の秋を満喫してください! 
 sonnet

# by mitakamusasino | 2012-11-04 13:05 | 音楽・絵画