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私と『小恋』

d0076971_23132815.jpg年末の慌ただしい季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、『小さな恋のものがたり』(作者:みつはしちかこ)という叙情まんがを御存知でしょうか(まんがだけでなく、主人公の心情を「詩」に載せるということで叙情まんがと呼ぶそうです。)。 小柄な女の子チッチこと小川チイコと、背が高くハンサムなサリーこと村上聡の恋愛模様を描いた作品で、作者の高校時代の片思いの失敗エピソードから主人公のチッチが生まれたそうです。

私と『小さな恋のものがたり』(以下『小恋』と書かせていただきます。)との出会いは、確か小学生高学年の頃だったかと思います。地元の図書館で偶然単行本を手に取って読んでみたところ、音符足?の小さな女の子が一生懸命に頑張っている姿が描かれていて、とてもかわいらしかったのを憶えています。私自身もどちらかというと小柄で、当時なんとなく主人公のチッチに親近感も覚えました。作中ではところどころチッチの気持ちが詩で表現されているのですが、まだ小学生だったため内容はあまり理解できなかったかもしれません。ただ季節に合わせた挿絵がとても印象的だったのを憶えています。私は漫画を読み終わった後、最後にあとがきを読むのも大好きで、連載の苦労話やペットのワンちゃんの話など、とても楽しく読んでいました。

『小恋』は毎年5月か6月に新刊が発行され、2007年には第41集が発行されましたが、その後作者の体調不良のため中断となっていました。ところが今年11月に第42集が発売され、私はとても喜びました。早速購入して、まず作者の体調が気になっていたので、あとがきから読み始めました。

あとがきを読み進めるうちに私は涙ぐんでしまいました。

中断のあいだ、御自身の入院にご家族の不幸が重なり、『小恋』を描く意欲がわかず途方にくれていたそうです。ようやく『小恋』を描く意欲がでてきた矢先、今年3月の大震災と原発事故で、また描けなくなったそうです。しかし、実際に被災された方からの励ましのお手紙で勇気をもらい、再び描きはじめることができたそうです。
 私も作者と同じく、被災されてもなお、その中から日本人としての気付きと感謝を見出す逞しさに感動し、改めて平穏な日常の大切さを噛み締めて生きていこうと思いました。

『小恋』がはじめて描かれてから今年で50年だそうです。まだ読まれたことのない方は是非一度手にとってみてはいかがでしょうか?
mietan

# by mitakamusasino | 2011-12-10 23:14 | Comments(1)  

11月の悲喜こもごも

先月10月12日に亡くなった劇作家 斎藤 憐(さいとうれん)さんの「上海バンスキング」は昔、大ヒットしましたね。遺作となった「アメリカン・ラプソディ」で、「人はだれも、ひとりならとても賢く、ものわかりがよい。だが、群れをなしたとたんに馬鹿になってしまう」と、登場人物に語らせています。

この言葉を聞くと、最近の大会社のトップたちのモラルの欠如、大王製紙の前会長が100億超というお金を借り入れ、それをギャンブルで使っていたという話などが想起されます。億という金を貸す子会社も、よくそれだけの金を瞬時に用意できたものだと驚きます。
またオリンパスの企業統治システムは野放し状態でした。会社買収(M&A)で失敗して20年にわたる損失隠しをし、歴代の社長が受け継ぎ粉飾していた。それが外国人の社長の指摘で初めて明るみに出たというのは、日本人の仲間内体質では、どうにもならないことなのか?と、情けなくなります。

監査役も加担しており、監査法人が何も機能していないというのは、何か後ろめたいことがあるのでしょうか。住所も個人名も載せない監査法人の報告文書が出てきましたね。
真面目に物づくりに励んでいるオリンパスの社員たちが気の毒です。金儲けに走らず、せっかく築いた、内視鏡のシェア75%の最先端の技術を、誇りを持って、より人の役に立つ高度な物づくりへと邁進してもらいたいものだと思います。

オリンパスの元専務で、オリンパスメディカルシステムズの元社長を務めた宮田耕治さんが「今こそ立ち上がろうと呼びかけたい」と、解任されたマイケル・ウッドフォード元社長の復職を求める声を挙げるよう、"草の根"の現役社員に呼びかけるWebサイト「OLYMPUS grassroots.com」を11月12日付で公開しました。
上場廃止の危機に瀕している「オリンパス丸は沈没寸前」だが、「まだチャンスはある、今行動を起こせば」と訴えています。

また、読売新聞の主筆 渡辺会長をめぐる「言った」「言わない」「聞いてない」など、巨人の騒動もお粗末でしたね。これもオリンパスと確かに似ていると思うのは、上にモノを言えない組織の体質です。ふだんなかなか言えないからこそ、あのようないきなりの“非常手段”に訴えたのかもしれません。
誰かがあれは「(忠臣蔵の)松の廊下だ」と評していましたが、日本のサラリーマンの大半は、あの手段に出た人に共感する男性が多いそうです。情けないと思いながらも、「我が身可愛さ」で結局は長いものに巻かれている日本人が、いかに多いかということでもありますね。

リビアのカダフィ大佐などの例を持ち出すまでもなく、やはり、長い権力の座は必ず腐敗するということです。(「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」ジョン・アクトン)
大新聞の”主筆” だということを考えれば、昨今は「社会の木鐸」たるべき新聞の劣化や私物化が目に付き、今や社会の信頼を失って来ました。それでなくても新聞離れが激しい現代なのに、とても残念なことです。

何か暗い話になってしまいましたが、明るい話題を一つ、前にご紹介した「松崎さち」さんのポストカード展が12月4日(日)11時から18時、産業プラザ・チャレンジショップで開かれます。今回は1日間だけですから、お見逃しなくどうぞ!
またあの可愛らしい版画に出会えますよ。

それから先日”GNHの国”、ブータンの国王夫妻がみえましたね。その民族衣装姿は、自国の生き方に誇りを持って「私たちは(経済力ではなく)幸福度を求めて生きる民族なんです。」と、主張しているように感じられました。
ブータンは、GNPではなくGNH(Gross National Happiness)を前国王が提唱して実践していますが、全ての生き物、動物、植物を思いやることで、自分たちの幸福があるという共生の国なんだということも、よくわかりました。東北の被災地にも行かれお祈りをされている姿を見ると、私たちが物質欲や個人の利益にばかりこだわって、忘れてしまった日本人の古き良き姿を、むしろブータン国王に見る思いでした。

折りも折り、欧州や米国が金融の危機に瀕しているこの時に来日されたというタイミングも、何かを物語っているように思えます。
どうかこの美しい国王夫妻が、このままお国の中身も変わらずに美しく統治されて行かれるようにと願ってやみません。

ブータンの美しい景色は、私がいつも拝見している糸井重里さんのサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の「ほぼ日アンコール」を開いて「黄昏ブータン」をご覧になると、写真がいっぱい載っています。

この秋は寒暖の差が激しいですね。早くも街路樹のイルミネーションに年末の気分をせき立てられますが、皆さまどうか風邪など召されずに過ごされますように。
mitakamatu

# by mitakamusasino | 2011-11-20 19:14 | ニュース | Comments(0)  

ちはやふる

秋の夜長のおともに、コミックなどはいかがでしょうか?
10月4日の深夜からアニメも放送開始になった「ちはやふる」です。

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一昨年の朝の情報番組で、「ちはやふる」を知ってる?とアナウンサーが女子高生に尋ねていました。「百人一首のマンガよね~」と答えていたのを聞いて、百人一首のマンガなら読んでみようと「ちはやふる」に興味がわきました。
でも、「なぜテレビの情報番組で取り上げるほど話題になったの?」d0076971_22263588.jpgと疑問に思って調べると、「全国の書店員、マンガ読みが選んだ 2009年マンガ大賞受賞」。ナルホドです!
 題材は『競技かるた』。
競技かるたについてまったく知識がなかったので、インターネットで調べました。
『小倉百人一首を用いて、社団法人全日本かるた協会が定めた規則に則って行う競技である。最高峰の大会は、毎年1月に滋賀県大津市の近江神宮において行われる名人位戦と女性部門のクイーン位戦で、勝者はそれぞれ名人・クイーンと呼ばれる。』
毎年お正月に放送されている、スポーツのようなかるた大会のことですね。
「ちはやふる」のタイトルは、主人公の名前、ちはや(千早)と小倉百人一首17番の在原業平朝臣の歌を掛けています。
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 から紅に 水くくるとは」
マンガでは、小学生の主人公たちが百人一首と出会い、競技かるたの面白さに目覚めていきます。彼らが高校生になり、かるた部を作り、仲間ができて、競技に参加するための練習風景や競技の場面が事細かに描かれています。
百人一首がなかなか暗記できない主人公に、「百人お友達ができたと思って仲良くなりなさい」とかるたの先生が言うのです。私自身も同じ気持ちになってしまいました。でも、いまだに仲良くなれていません。

競技かるたのルールや専門用語もマンガの中に出てくるので情報になります。
百枚あるから全部を使うのだと思っていました。50枚しか使わないのですね。だから空札もあるし、お手付きをすることもあるのです。そんなことも知りませんでした。
かるたの基本用語もあります。
『決まり字』は、そこまで読まれればその札だと特定できる字のこと。『友札』は、途中まで決まり字が同じ札のこと。『大山札』は、決まり字が6文字の札のこと。
競技かるたにも個人戦と団体戦があることも知りました。団体戦は5人で戦い、3勝した方が勝ちになります。団体戦の場合は、組み合わせも勝敗に繋がります。どんなスポーツも同じかもしれないですが、他の団体の情報収集も勝敗に繋がる大切な活動なのです。
北海道の方では一般的だという、「下の句かるた」がマンガに出てきました。下の句を読んで、下の句をとるかるたです。
わが東京パソコンスクールの室長は、北海道出身です。尋ねてみました。「小さいころ、おっきな木の札でやりましたよ」とエピソードを話してもらいました。

コミック「ちはやふる」は、現在14巻まで発売されています。アニメも放送中です。
アニメになったことで、読手(どくしゅ)が札を読む読み方を、音としてきくことができるのがいいです。
テレビ放送をみのがしても、パソコンのGyaOで配信されていますので、興味のある方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

今年も本屋の店頭に、百人一首の本が並ぶ季節になりました。
百人一首の本と合わせて、「ちはやふる」も読んでみてはいかがでしょうか?
 カド

# by mitakamusasino | 2011-10-18 22:31 | 映画・テレビ・演劇 | Comments(4)  

10月のお勧めコンサート

台風が過ぎ去って、やっと本格的に秋が訪れた感のある今日この頃、みなさんにとっての「秋のイメージ」は何でしょうか? 個人的に強いのは「食欲の秋」・・・まぁ、それは置いておくとして、「芸術の秋」、そして、ちょっと珍しい、普段はあまり触れないような音楽はいかがでしょうか? そこで今回はこの秋に間近に聴ける音楽の話題をお届けしたいと思います。

まずは10月の毎週日曜日に開催される「文化園コンサート OTO NO MAHOU @ ZOO」。場所は井の頭自然文化園彫刻館B館(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100
初回となる2日(13時30分~)は、のこぎりを使った世界的な「ミュージカルソウ」演奏家のサキタさんと、ピアノの山下憲治さんによるコンサートを開催。サキタさんは、CM音楽や映画音楽など多方面で活躍しています。
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もう一つのオススメは23日(13時30分~)は、「ウクライナの歌姫~ナターシャ・グジー コンサート~」。 ウクライナ出身のナターシャさんは6歳のときチェルノブイリ原発事故で被ばく。8歳のころにウクライナの民族楽器バンドゥーラに魅せられ、音楽学校の専門課程で学んだとのこと。 日本ではめったにお目にかかることの無いロシア楽器を堪能してください。

両日とも、入園料は、一般=400円、中学生=150円、65歳以上=200円(小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料)。コンサートの定員は200人で、全席自由。入場料は入園料のみになります。

そして、10月の15(土)・16(日)には東急田園都市線三軒茶屋駅界隈で、毎年恒例の『三茶de大道芸』が開催されます。 ここでの注目の音楽は、マリンバ演奏の Natsu & Kayo (出演スケジュールは公式HPにて参照)。 “マリンバ”とは木琴のことで、ここでは2人で1台のマリンバを演奏します。 レパートリーはクラシック音楽からアニメ主題歌までバラエティーに富んだもの。間近で見る超絶技巧は素晴らしいものです。

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ちなみにこちらは「大道芸」なので基本的に無料ですが、素晴らしいパフォーマンスには大きな拍手と共に“おひねり”を忘れずに!

以上、ぜひこの機会に今まで聴いたことがないような新しい音楽に触れてみて、「芸術の秋」を満喫してみてはいかがでしょうか・・・?
  sonnet

# by mitakamusasino | 2011-09-26 12:57 | 音楽・絵画 | Comments(2)  

10年と半年とこの秋と

虫の音とともに朝晩はすっかり秋めいて、今日は中秋の名月となりました。
「明月」とはよく言ったもので、煌々と照っているお月様をずいぶん久しぶりに眺めて、
こんなに明るいものだったとは! と思いました。
とはいえ、今週の東京はまた厳しい残暑がぶり返して、熱中症で重態に陥った
部活動の中学生たちの話が伝えられているほどです。
やはり今年も、「暑さ寒さも彼岸まで」の名言に大きく納得することになるのでしょうか?

さて、9月に入って大型の台風12号が居座り、紀伊半島などに大きな爪跡を残しました。
皆さまの古里などに影響はありませんでしたか? 
被災地の方々には、ほんとうにお気の毒で、心からお見舞い申し上げます。

特に世界遺産にもなっている熊野古道や那智の滝の辺り、奈良県十津川の辺りなど、
豊かな自然に恵まれている所が被害に遭っているのを見ると、自然の有り難さと美しさと
怖さが思い知らされます。同じ自然災害の3.11もそうでしたね。
3.11では特に海岸沿いが、今回は山間の町の人たちが多勢被害を受けました。

今回12号以降の台風で、「土砂ダム」の問題が尾を引いており、警戒を解けないでいます。
「土砂ダム」という言葉は聞いたような聞かないような、私同様一体どんな「ダム」かな?と
思われた方はいないでしょうか。
人工のいわゆるダムではなくて、集中豪雨で山間を土砂などでせき止めてできて
しまった大きな池や湖状のものです。その成り立ちからせき止め力が脆弱なので、
たとえば、3年前の中国四川省の大地震のときや7年前の新潟中越地震のときにも、
大きな土砂ダムができて、周辺は決壊の危険性に怯え続け、何年もかかって
何十億もかけてやっと工事が完了したという話です。

詳しくはわかりませんが、この言葉、やはりまだ"生煮え"といいますか、メディアの媒体
によっても「土砂崩れダム」とか、「せき止め湖」とかいろいろで用語として確定している
とは言いがたいもののようですね。
以前は「天然ダム」といわれていたもので、何か美しいイメージになってはいけない?
というので、土砂ダムなどといわれるようになったとのことですが、どうもどれもまだ
ピンとこない用語ではあります。

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                       (asahi.com より 奈良県五條市赤谷地区)

今回の紀伊半島でも、夕立のような少しの集中雨で決壊の危険性がある土砂ダムが、
いくつもできているといいます。今夜もその恐怖に怯えながら眠れない夜を過ごして
いる人たちが多勢居らっしゃるわけです。
家を失い家族を失い、今も災害の只中にあって、続く痛みの中に居る人たち、それは、
アメリカ9.11の被害者遺族の方たちも、日本の3.11の被災者の方たちも同じです。
10年経とうが半年経とうが、実はいつまでも癒されない同じ思いの中にあるということが、
昨日、今日の多くの記念報道から伺い知ることができます。

同じ11だからと何か因縁めいたものを感じますが、しかし9.11はあきらかに人災で
あり犯罪ですから、その後の原発のことなどの人災の部分があるとはいっても、
やはり天災である3.11とはまったく性質の違うものです。
にもかかわらず、あの、現実のものとは思えなかった驚愕の9.11と3.11の事実から、
私たちは、私たちの世界を大きく変え、問い直すことを強いられたという意味では、
同じように受け止める人は多いのではないでしょうか。

9.11で3000人もの人たちが亡くなりましたが、その倍以上の米兵と、そのまた
何倍ものアフガン、イラクの無辜の民が悲惨な被害にあっています。
今こそ憎悪と復讐の連鎖を断ち切る人智を持って、人智では制御できないものには
畏敬の念を持って行きたいものです。

私たちの日常が日常であることに深く感謝しつつ、そうではない多くの地球上の人々と、
少しずつでも広く分け合って共に生きていく道を選んで行きたいと思う、この秋です。
  matuyon

# by mitakamusasino | 2011-09-12 22:18 | ニュース | Comments(0)  

老楽風呂のすすめ

「暑い暑い」と言ってボーッとしているうちに、長かったはずの夏休みも終りましたが、
皆さんはいかがお過ごしでしたか? 厳しい残暑も峠を越してもうひとがんばりですね。

生来ピンボー性なのか、休みが続くと何か申し訳ない気分になったりするのですが、
そんなときに、経済学者 浜 矩子さんが毎日新聞のコラム「目指すは老楽国家」
で紹介されていた、桂 文珍の落語「老楽風呂(おいらくぶろ)」を聞いて、「ボーッ」と
することは良いことなのだと、大笑いしながら癒されました。

浜 矩子さんは見かけはちょいと恐いですが、グチャグチャの日本の政治などについての
コメントがとても胸のすくところがあって、最近の私が好きな人なのです。
このコラムでは、最近の日本は悪魔に魂を売ってでも永遠の若さを手に入れたいと
望むファウストのようだと言っています。
経済成長一直線の良き昔よ今一度、とばかり考えるのはもはや違うということでしょう。

成長著しい中国などの若い国家を競争相手として意識するのではなく、成熟した
国家として英国やイタリアなどのベテラン国家をこそ意識して乗り越えて行くべきだ、
「永遠の若者は永遠に大人にはなれない」のだから、です。
3.11を経験した私たち現代の日本は、もう一回り大人になるための試練のときを
与えられたようにも思います。

そこで、文珍の「老楽風呂」に出てくる老いを楽しむ達人のハナシです。
IT化の進んだ会社生活について行けない疲れた中年男性が、銭湯で出会った達人から
「ボーッとしなさいよォ~!」、老いは楽しい、老いを楽しみなさいと、人生の極意を教わる
のです。

最近、なでしこジャパンの佐々木監督の寒いおやじギャグが有名になりましたが、
この落語では佐々木監督も負ける(?)すごい駄洒落の連発で,ほんとうに可笑しい
のですが、レストランでの店員さんとの通じない日本語のやりとりには、笑えない共感も
覚えます。

文珍さんの落語を直接聞いてもらったほうが良いので、声だけですが「ニコニコ動画」
から転載しました。長くはありませんからお楽しみください。
ニコニコ動画はメールアドレスとパスワードで(登録しなくても楽しめる範囲もありますが)
登録さえすれば、これらのいろいろな動画などが無料で楽しめます。
matuyon


# by mitakamusasino | 2011-08-24 13:51 | 三鷹校 | Comments(0)  

なでしこ力

今年は早い梅雨明けとともに30度を越す暑さがやってきました。
ここ三鷹センターでも、節電のお願いがきており、冷房の温度設定も例年よりも高め
ですが、慣れてしまえば、これはこれで丁度よいかもしれません。

東京電力の会見では、余った電力は関西に分けてもいいだとか、政府は、企業で
所有していて稼動していない発電機を使えば、どれくらいの発電量になるのか
試算しているようですが、本当のところは一体どうなっているのか分かりませんね?

今年も「第29回ふれあいみたか駅前夏祭」が7月30日・31日に開かれます。
万燈みこし・マーチングバンド・大道芸・ミニライブなどが開催されます。
また、前に紹介しました当校生徒の氏家さんが、長年続けておられます
「武蔵野市民合唱団」の第37回定期演奏会“歌に思いをこめて!”が、
7月30日(土)14時開演、武蔵野市民文化会館で開催されます。

演目は、美しき日本の歌 「月」をテーマに「朧月夜」「荒城の月」「証城寺の狸囃子」
「宵待草」などです。
入場は無料ですが整理券が必要です。各コミセンなどで入手できるそうです。
プロの歌手も出演されます。自分で歌うカラオケもいいですが、聞く音楽もいいですよ。
70人からのコーラスですから厚みがあるんですよね。

私も昔「101ストリングス」というオーケストラを聞いて、101人ものマイクを通さない
生弦楽器の音が会場に鳴り響き、その空気が身体中に心地よい音楽となって
指先までしみわたってくるのを感じました。

演劇でも木下順二の代表作「子午線の祀り」で、「群読(ぐんどく)」という手法で
複数の人の声が重なって、まるで渦潮のようなうねりを感じる、「朗読」では味わえない
凄みを感じました。この群読の声がいつまでも頭の中から離れないほどです。
1人ではない、多数でしかできない良さというのもあるんですね。

平安時代後期には、平清盛が和田岬に1,000人もの僧侶を集めて
萬灯会(まんどうえ)を行い、法華経を転読したといわれておりますが、その声は
大音響となり、天にも届くようだったでしょうね。

皆さまもお腹の底から声を出すと気持ちいいですよ、特に大笑いはいいですね。
ここ東京パソコンスクールは笑い声の絶えないところです。
もうすぐ蝉の声も聞こえてくることでしょう。共にこの夏を笑って乗り切りましょう。

先日の「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝は、久しぶりに日本中を明るくしてくれ、
どんな時でも諦めてはいけない、いつも笑顔で気持ちを一つにすることの大切さを
教えてくれました。
世界中が東日本大震災のことを知っていて、日本を応援してくれた、そういう思いが
伝わってくるような勝利でした。そうとしか思えない奇跡でもありました。

それに応えた「なでしこ」の今まで置かれてきた状況は、いつもぎりぎりのところで
サッカーに取り組んできましたから、失うものは何も無いという、私心を忘れた無我の
境地の勝利でした。
佐々木監督はいつも笑いと「横から目線」で選手に接しているそうで、笑顔の絶えない
なでしこでしたね。決して、上から目線の叱咤激励や恫喝ではパフォーマンスは
高まらないことを証明してくれました。「なでしこ力」とは笑顔力でもありました。

今度はチャンピオンとして戦うわけですから、これからが大変だと思いますが、
必ず彼女たちは前向きに、笑顔でこれからの試合に向き合ってくれるだろうと
思います。
当校に生徒でいらっしゃる高齢の男性Sさん曰く「日本は、全く女性の国ですね。
天照大神、卑弥呼に始まって女性がいなければ、どうにも始まらない国だ…」と。
私もその通りだと思います。

特に昨今は、老いも若きも女子のほうが若くて元気がありますね。
実は先日も当校のコーヒータイムで、ご年配の男性が同年輩の女性の生徒さんと
談笑されていて、女性のほうが年上らしいと分かって、その若さと美しさに脱帽
されていました!そんな女性生徒さんが当校にはたくさんいらっしゃるのです。

「なでしこ力」=女子力がもっと活用されて行けば、これからの日本は、今までのような
経済力で一番を目指さなくても、幸福度でイチバンになれそうな気さえしてきます。
大震災の恐怖と不安から4ヶ月、「なでしこ」に大変な勇気と力をもらいました。
そして念じる心の強さ、サポートする思いがどれだけ大事か、その有り難さも痛感
したことです。

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売り切れ続出で重版されたようです。
mitakamatu

# by mitakamusasino | 2011-07-21 14:50 | ニュース | Comments(3)  

Skype(スカイプ)を始めてみませんか?

 「マイクロソフトがスカイプを85億ドルで買収」というニュースが流れていましたので、Skypeという言葉を耳にされた方も多いのではないでしょうか。

「使っている」という方、「知っているけれど使ったことがない」という方、「まったく知らない」など、さまざまな方がいらっしゃるのではないでしょうか。
私の周りの人達にSkypeについて尋ねると、「名前は知っているけど、どんなふうに使っていいのかわからない。便利なの?」「ダウンロードの仕方がわからない」という意見が多いことに気づきました。
 震災の時、携帯電話も固定電話もつながりにくい場合でも、スマートフォンのSkypeは繋がったというニュースを耳にしました。
 今回は「Skype 初めの一歩」になればいいと思い、取り上げてみることにしました。

 生徒さんの中にも、留学中の子供さんとSkypeを使って話しているので、離れている気がしないという方がおられました。また、海外に単身赴任をしておられるご主人が、テレビ電話で家族一人一人の顔を見ながら会話ができるので、うれしかったという話も聞きました。
そんな私自身も、Skypeとのお付き合いは昨年からですが、使ってみるととっても便利なソフトでした。

 「Skype」についてインターネットで検索すると、『世界中どこへでも無料コール(無料国際電話)が、楽しめる無料のソフトウェア。Skype同士の通話は、世界中のスカイプユーザに無料で電話をかけることができる。』と説明があります。

「無料なら、ぜひ使ってみたい!」と思われませんか?
でも、どんなふうに使い始めればいいのでしょう?
まず必要なのは、パソコンとWebカメラとマイクです。
近頃は、インターネットに接続できるテレビもありますし、携帯電話のスマートフォンでも使用可能です。
PCメーカーや製品によっては、Webカメラを搭載して販売しています。Webカメラ装備のパソコンならば何も買う必要はありません。また、Webカメラとマイクのセットも多く販売されています。

 Webカメラとマイクがそろったら、次はいよいよSkypeをダウンロードです。
Skypeのホームページにアクセスして、ダウンロードを開始します。

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ダウンローして、パソコンにインストールするとき、Skypeの表示名(Skype名)を入力する画面があります。
表示名は、他人に推測されにくいほうがいいということでしたので、私の場合、ふと思いついたのが、実家で飼っている猫の名前をつなげてみることでした。どんな名前でもいいようです。

インストールが完了したら、すぐにSkypeを使えるようになります。

 遠くに離れていて、会いたいのだけれど、会って顔を見て話をすることができないとき、Skypeのテレビ電話ならすぐ傍にいるような感覚で会話ができます。

 ただ、困ったと感じたのは、とってもリラックスした格好をしているときに呼び出されることです。これは困りますよね。
でも大丈夫!!テレビなしの、通話だけでもOKです。

 みんなでSkypeを始めて、仲間を作ってみませんか?
今までとは違った世界と、新しい楽しみが広がるのではないでしょうか。
kado

# by mitakamusasino | 2011-06-22 07:55 | Comments(4)  

"おかげさまで11周年"記念キャンペーン中!

東京パソコンスクール三鷹校は、おかげさまでこの6月で満11周年を迎えました。
ただ今、6月2日から26日(日)まで11周年記念キャンペーンの最中で、
ほんとうにおかげさまで、今のところなかなか好調に進められております。
皆様への感謝のしるしに、年に一度の"入会金無料"の特典がありますので、
この機会に、ご家族やお知り合いの方々にもご紹介いただきたいと思います。

昨年も10年の区切りでひとしおの感慨がありましたが、それからのこの1年は、
特に大きな1年だったという気がします。

ツイッターやスマートホンの時代になり、フェイスブックが中東を世界を
文字通り革命的に動かし、日本では3.11の大震災といつ終わるとも分からない
原発の不気味な恐怖を経験して、多くの人々が普通に命あることの奇跡を
感謝し、小さな日常を大事に思い、生活の見直しに思い至ったのではない
でしょうか。

まだ電気も十分に届いていないブータンの山の中で暮らしている人々が、
「電線が多くなって鶴が飛んで来なくなるなら、電気が通らなくても困らない」
と自然に話しているのを見て、驚き感嘆しました。
いつか遠い昔に日本でも見た風景のように思われるのは、ブータン人の顔が
日本人にそっくりで、着物のような民族服を着ていたからだけではないと
思われました。

多くの国々が追求するGDP(国内総生産)ではなく、GNH(国民総幸福度)
を目標とするブータンのように、物の数や経済力ではなく精神的な豊かさで、
国民一人ひとりの幸福度を高めることを目標とする国が増えれば、結局は
地球環境悪化を食い止め、地球存続の危機を克服して行けることにつながる
に違いありませんね。

これを機会に私も、決して多くのものを持たないシンプルライフを取り戻して、
ほんとうに大事なものは何か?を考えながら暮らして行きたいと思っています。

生徒さんの松崎さちさんの版画 父子展も無事好評裡に終わりました。
お父上の河野 薫さんの版画は、残して逝かれた三人のお嬢さんへの想いと
絆の強さが、汲めども尽きずにほっこりと伝わってくるもので、見飽きません
でした。

さちさん父子のポストカードもどれも魅力的で、筆不精な私が、長く病気の姉に
祈りをこめて筆を取りたくなるものでした。遠くの姉は以前からメールもできない
人なので、ただ1人の妹から久しぶりに、すでに2枚も絵葉書が来て、さぞ喜んで
くれたのではと思います。さちさん父子に感謝!です。

またこの秋に、荻窪で版画展を開かれるようですから、今から次回も楽しみに
しています。
ほかの生徒さんたちも、いろいろな才能や特技を持っている方々が多く
いらっしゃるので、ぜひ今年を期して自分再発見のためにも、さちさんのように、
大切なものの見直しのためにも、それらをご披露してほしいと願っています。
心から応援したいと思います。

昨年末には、氏家さんが母上の素敵な遺稿集を出版までこぎつけられたのも、
この1年の中では記念すべきものの一つです。
表紙にされた母上の手による、琵琶湖の竹生島の写真そのままに、NHKで
今年放映されている大河ドラマに出てきて、とても身近に感じられた思い出も
あります。

また東京パソコンスクールの新しい1年が、どんな生徒さんたちによって、
どんな年になっていくのか楽しみです。
こうしたつながりを大切にして、出会いに感謝しながら、今年もみなさんの
昔と今をつなぐパソコン力をつけるためのお手伝いに、精進を続けます。

matuyon

# by mitakamusasino | 2011-06-04 14:06 | 三鷹校 | Comments(6)  

さちさんの版画展がまた開かれます!

去年12月に、当スクールのお隣の部屋で開催して、大変好評だった
松崎さちさんの木版画展が、いっそう内容豊かになって、
5月21日(土)~27日(金)までと、5月30日(月)~6月5日(日)
それぞれ、三鷹産業プラザ1階ギャラリーカフェ・ハイファミリアとで、
開催されます。

今回は、2回にわたってお父上の河野 薫さんの作品も一緒に、
『河野 薫・松崎さち 父子展』として展示されるとのことです。
新しく発見されたという 河野 薫1965年制作の作品があるとの
ことで、ますます興味がわきますね。

前回(去年12月に)、このブログにコメントを書いてくださったjasmineさんの
リクエストがきっかけで、途中からポストカードも販売されて、とても
好評でしたが、今回の前半では特に『木版画・ポストカード展』として、
昨年は見られなかったものなど、沢山展示されるようですから、
これもとても楽しみです。
(前回のjasmineさんのコメントもあらためて参考にしてくださいね!)

また、特筆すべきことですが、松崎さんは、今回の版画展を機に当教室で
お勉強しながら、ご自身のブログ "アトリエ さち" を立ち上げました。
ご苦労されながら、でもやはり松崎さんらしいとてもいい雰囲気のブログに
なりました。今回の展示会のご案内が詳しく載っていますので、ぜひ、
そちらも覗いてあげてください。

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当教室について書いてくださっている所は、ちょっと恥ずかしいのですが、
当教室がきっかけになって昨年の個展が開かれ、長い間封印されていた
さちさんの版画家魂をよみがえさせる、ひとつのきっかけになったとしたら、
ほんとうに、こんな嬉しいことはありません。

お近くですし、みなさんちょっとお散歩ついでにカフェにゆっくりしながら、
アトリエさちで、どうぞこころ豊かなひとときを過ごされますように。
matuyon

# by mitakamusasino | 2011-05-16 18:37 | 音楽・絵画 | Comments(0)  

哲学堂公園

今回は、私の自宅近くにある「哲学堂公園」を、何枚か撮ってきた写真も交えて取り上げてみたいと思います。
中野区にある「哲学堂公園」は、明治時代に哲学者の井上円了博士(東洋大学の創始者でもあるそうです。)がつくった公園で、現在は区立の公園として一般に公開されています。公園内には大きな木々が生い茂っているところや、池や小川(人工だと思いますが)が流れているところなどがあり、いろいろ変化に富んでいます。高低差もあり園内の階段を上ったり下りたりすると少し疲れるかもしれません。また、哲学らしい名前(理性島、概念橋、倫理淵など)を付けた建物やら石像やらが数多く(ネット情報ですが77個だそうです。)点在していて、小道をたどって一つ一つ見て回れるようになっています。
その中で「変なの。でも面白いな。」と思ったものが、「哲理門」という立派な門です。門の両側には彫刻が飾られているのですが、なんと飾られているのは天狗と幽霊の彫刻でした。そのためこの門は妖怪門とも呼ばれているそうです。インターネットで検索したのですが、井上博士は、実はこういった妖怪が大好きだった方のようです。また、幽霊梅という梅の木も以前あったのですが、なんとその梅の木の下には幽霊が出るという噂があったそうです。意外とオカルトっぽい公園でもあったのですね。
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この写真が「哲理門」で、門の右側には天狗、左側には幽霊の彫刻が入っています。

d0076971_23124420.jpg写真の赤い色をした塔(それほど高い塔ではないのですが)は「六賢台」で、六賢とは日本の聖徳太子・菅原道真(皆さん、ご存知ですよね。歴史で習いましたし、菅原道真は学問の神様ですものね。湯島天神とか。)、中国の荘子・朱子(皆さん、ご存知ですか。世界史?で習ったかも知れませんね。)、インドの龍樹(りゅうじゅ)・迦琵羅(かびら)(初耳かも。どんな人たちだったのでしょうか?仏教の人らしいですが・・・)のことだそうです。ちなみに「四聖堂」という建物もありました。四聖とは孔子、釈迦、カント、ソクラテスのことだそうです(よかった。今度は全員、名前は分かります。)

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あと紹介したいのが、「哲学の庭」です。ここは最近出来たのですが、お釈迦さまや老子、達磨大師など世界の歴史的な哲学者のブロンズ像が飾られています。作者はハンガリー出身で哲学者・彫刻家のワグナー・ナンドール氏だそうです。
(写真を撮ってきました。手前がガンジーで、奥につつじが咲いています。)

場所は西武新宿線の新井薬師前駅から徒歩15分ほどです。今の時期はつつじが綺麗に咲いていましたが、春の桜も結構有名ですので、皆さんもちょっとお立ち寄りになられてはいかがですか。
mietan

# by mitakamusasino | 2011-05-12 23:26 | その他趣味 | Comments(0)  

第26回吉祥寺音楽祭

前にもここに書かせてもらった古くからの知り合い、ライブハウス『アゲイン』石川店主のブログで、3月26日に行われたライブを評して、「マダム・ギター・長見順さんのライブは最近になく素晴らしいライブでした。
もしかしたら今年に入って一番感動したライブだった」と述べられていて、写真にギブソンES・335が映っているのを見て、どんな音を出すのだろうか、聞いてみたいなあと思っていたところ、ふと立ち寄った「吉祥寺音楽祭」で長見さんのステージを見ることができました。

また、ベースにはこれも知り合いの牧さん、数年前の「吉音」では高田 渡のベース(ウッドベース)でした。小気味良いシブイ音を出していました。(高田 渡は亡くなる少し前で、「渡さんを尊敬していたので息子さんの名前をもらって自分につけた」という大杉漣や佐野史郎と一緒に、相変わらずの渡ブシを聞かせてくれたっけ・・・)
マダム・ギター・長見さんは独特の奏法と歌唱で、観客をぐんぐん惹きつけていってくれました。
今まで聞いたこともないような音楽で、「中年」とか「ツイッター」がテーマの詩だったり、「地域マンボ」は”ウー”という観客の掛け声と大歓声とともに乗りに乗っていました。
長見さんは司会の加藤さんと音楽仲間らしく、30年ぶりだとか。現在福島在住で、被災されているのに暗さは微塵も無く、明るく生き生きと歌っていました。この音楽を聴いていると、こちらもみんな元気を貰えるようでした。

次に、これも私が20年も前にカセットテープ“Intimacy”で聴いていた日本レゲーの第一人者PJ。13歳から始めて現在42歳だそうです。30年近くいろんな音楽に携わり、出会って磨き上げた音楽です。
PJの歌“Keep on Moving”で ♪過ぎる月日の中で~いろんな事がある~本当の自分を~♪とありますが、PJのテーマPeace Jointを貫いてきた本物の男気を感じます。観客も一つに繋がって、皆で同じ呼吸をしているようでした。
レゲーと五月晴れ、本当に心地よいひと時でした。
 mitakamatu

# by mitakamusasino | 2011-05-09 12:57 | 音楽・絵画 | Comments(2)  

がんばろうニッポン!

仙台でも桜が満開になったとのことですが、東日本大地震に続く余震と原発の不安の中で、今年は桜を見る眼も例年と違うように思います。
今、改めて、変わりない日常が大変にありがたいということ、「明日が今日と同じ様に来る」とは限らないということを痛感いたします。今、私たちにできることは、日常を取り戻すこと、あらゆる集会、歌舞音曲を自粛することではなく、日常の経済活動を取り戻し、税金を払い、罹災された方々を支えることだと思います。私たちが暗くなっていたのでは、ますます日本は落ち込んでしまいます。

いまこそ音楽、演劇、美術、スポーツが必要ではないでしょうか。演出家で俳優の野田秀樹さん曰く、演劇は「ココロ」の問題だから必要なんだと、地震の4日後には公演を再開しています。
春のセンバツも開催され、初戦で敗退した東北高校の上村主将が「地元に帰ったら、また自分たちにできることをしたい」と言い、野球部員たちは、試合の翌日仙台にもどって、ボランティア活動を再開したそうです。また優勝した東海大相模高校の佐藤主将は、インタビューに、「大会の開催を許してくれた被災地の方々に、感謝の気持ちを持って」と応え、記憶に残るスピーチでした。最近は日本の高校生も素晴らしいスピーチをしますね。

今年の米国アカデミー賞は、前にここに書きましたフェイスブックの創業者の青春を描いた『ソーシャルネットワーク』を抑えて、『英国王のスピーチ』が受賞しましたね。国のトップの言葉の力がテーマで、欧米人がいかに言葉に命をかけているかがわかるようです。
一方、私たち日本人はというとどうでしょうか?

昔の話になりますが、1991年、新宿三越南館開館のイベントに、西欧の産業革命の頃の木製印刷機と日本語の聖書を印刷したものの展示がありました。
そこで目にした聖書、ヨハネによる福音書の冒頭「In the Beginning was the Word」(初めに言葉ありき)は「初めに道ありき」と訳され印刷されていました。当時「道」というのは流行りだったかも知れませんし、一つの聖書解釈かもしれませんが、「不言実行」とか、言葉より行いに重きをおく、情で以心伝心、空気を読む、水に流して腹に収め、忘れ去ることをもって善しとするという、日本人の考え方の現われとも言えるように思いました。

また「和をもって尊」の文化を持つ日本人は、農耕民族だからだといわれます。
1年一作を原則として、米が我々を支えてきました。耕作の手順は、時期を追っていくのが厳密に決まっています。ところが全員が協力してやっても、台風や大雨で収穫が皆無になると、それは責任追及できませんね。だから忘れる文化になったのです。
ところが狩猟民族や牧畜民族というのは、リーダーがいて、そのリーダーがいち早く良い草の生える所に群れを連れていかないと一族は死滅します。

あるいは、狩の世界ではリーダーと斥候(せっこう)と獣を倒すのと追い込むのと、というふうに役割分担が決まっていて、「俺は一番力が強いから獲物を仕留める役に!」という具合です。それで獲物を逃がしたら「お前の責任だ!」と後から追及できるんです。忘れる文化ではない、後から責任追及できる文化なんです。だから「言葉」が必要なのです。場合によっては命にかかわるわけです。

自覚することは意識すること、意識を自覚するのは言葉です。思いを「言葉」にすることに命をかける。特に感謝の言葉(謝辞)は大事ですね。感謝を言わなかったがために本当に命にかかわった事件がアメリカであったことを例に引いて、世界中でアメリカ人が最もよく感謝の言葉を口にするということを、新聞のコラムに書いている方がいました。人種のるつぼのお国柄ですから、どんな人にも感謝の言葉を自らかけなければ、摩擦が起きやすいということもあるのでしょうか。
最近の日本人は、相手の目を見て、はっきりと声に出してやりとりすることが苦手な人たちが増えているようですが、いくら日本人でも、やはりきちんと言葉にしなければ伝わりませんし、いい展開の生まれるいい空間になりませんね。

最近、この大災害の後、金子みすゞの詩「こだまでしょうか」がテレビで流れて、本も大変な売れ行きだそうです。私は、テレビなどで被災者の方々が、悲惨な状況に追いやられているにも関わらず、ちょっとした支援の手に、次々と「ありがたいです」と先ず感謝を述べている姿に、日本人、東北人の人としての品格や美しさを見る思いでした。こちらが心温められる思いとともに、なお涙を誘われたのでした。
逆に、「それは想定外のできごと」という一言で、もっとも大事な信用というものをなくしてしまった”専門家”もいました。おそるべきかな言葉、ですね。

そういえば、昔から日本でも、「言霊(ことだま)」という言い方がありました。言葉には、スピリット・魂が宿るということ、言葉は力を持っているということです。
不吉な言葉を言ってしまったりすると「鶴亀ツルカメ…」と言って打ち消したり、違う縁起のよい言葉に言い換えたりしたものですね! 「スルメ」ではなくて「当たり目」と言ったり、「おしまい」とか「散会」ではなく「お開き」とか…。

どちらにしても言葉で元気をもらえたり、とてもやる気をなくしたりしますから、何事も否定的な言葉やマイナスにつながる言葉を発しないように気をつけたいものです。
特にこの国難のご時勢には、意識して前向きの明るい言葉遣いをしましょう! みんなで「がんばろうニッポン!」と言いながら。
 mitakamatu

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 ICUの桜並木

# by mitakamusasino | 2011-04-19 18:33 | ニュース | Comments(2)  

三鷹校は元気です! 10時から18時まで開講しています。

先週の恐怖の大震災からちょうど今日で1週間になりました。

三鷹校の生徒のみなさんの中には、1週間前の今日は帰宅難民になって、
最長の方は7時間も歩いてご自宅に帰られたという方もいらっしゃい
ましたが、なんとか全員ご無事と思います。
その後も、東京でも毎日地震が続いていますが、みなさんいかが
お過ごしでしょうか?

この1週間は、危機感の中で毎日、情報の錯綜に振り回されたり、
「計画停電」など、初めて経験することが多かったせいか、
最近にしては珍しくも長く感じた1週間でした。
三鷹校のあるこの三鷹センターは、計画停電の情報も二転三転したの
ですが、結局当分の間は、10:00~18:00の営業となりました。
したがって、東京パソコンスクール三鷹校は、毎日元気に変わらず
やっています!
ご自宅で、お一人でとても不安だわ、という方は、どうぞ予約なしでも
お顔を出してください!

被災地の方々には、ほんとうにお気の毒な惨状が、日とともにますます
明らかになりつつあり、なんとお見舞いを申し上げたら良いのか、
わからないほどです。
いまだに、安否の分からない1万人以上もの人たち、そのご家族、ご親戚
の方々は、どんなに心配で眠られずにいらっしゃることでしょう。
福島の原発の心配もつのるばかりですが、地元の方々のことを思えば、
東京では何もパニックになって買い占める必要などありませんね。
風評などに惑わされると、結局は自分たちの首を絞めることにもなります。

大災害のときには必ず出てくる流言蜚語というものが、この度も出ています。
チェーンメール(昔の「不幸の手紙」に似ている)というものや、ミニブログ
などでいいかげんな情報をまことしやかに流している人たちがいますので、
みなさんも出元の不確かな情報には気をつけてください。
不安を煽ることにもなりますし、無駄なメールの大量なやりとりなどは、
それだけ本当に必要とする人たちの妨げにもなりますから、自分の知らぬ間に
迷惑をかける側にはならないようにしたいものです。

不安感は容易に伝染するものですから、人の恐怖感につけこむタチの悪いこと
には加担しないように、逆にストップする側になりましょう!
お互いに冷静に事態を見守って、不眠不休、命がけで現場の対策や支援活動に
追われている方々のご苦労に、せめて感謝と敬意の気持ちを持ちたいと思います。
今は、自分の不安や不満を誰かのせいにしたり、非難・批判したりするときでは
ありませんよね。

100か国以上の国々から、惜しみない支援の手が伸べられているのは、今まで
日本が平和に徹してどの国とも戦争をせずに、貧困な国などへ援助してきたことと
無関係ではないでしょうと思っています。
また、日本人はこういうさ中でも略奪などの暴徒がはびこらずに、整然と行動して
いることに世界は称賛の目で見てくれているそうですね。
少し面映ゆい面はありますが、これを誇りとして、そういう世界の目に恥じない
冷静な態度でお互いに助け合って、この日本の危機を乗り切って行きたいものです。

実は私は、一作日停電を経験して、つくづくといろいろなことを感じました。
何十年ぶり? いや初めての懐中電灯とロウソク下での夕飯に、戦時体制下とは
こんなものかな~?などと想像させられながら、暗さと寒さは人の気持ちもやはり
暗くして行きます。無理にでも明るいハナシをしたものです。
どこまでも便利さを追求してきたツケなのか?昔に比べると、かえってこういうとき
には不便だということや、パソコンのことで言えば、ノートパソコンは停電でも
数時間は使えますが、手元が見えなくても打てる「ブラインドタッチ(最近この言い方は
差別用語だといわれて、"タッチタイピング"というのですが・・)」ができることが、
あぁ便利!と思ったこと、目の見えない方たちはこの暗闇はいつものことだから、
「目明きは不便だね!」なんて思っているかな? とか、ラジオって暗闇で聞くと、
耳が聞こえることの有り難さに加えて、一段とあったか味があっていいね~など、
などです。

今回のこのぐらいの不便さには、私たちは慣れることが必要なのかもしれません。
ふだん、障害のある方々が、自分たちは「不便だけど不幸ではない」とよく言いますが、
それを不幸にしてしまうのは周りです。今回の災害に遭われた障害のある人々が、他の
人々に比べていっそう不幸な立場に追いやられていませんようにと、重ねて祈らずには
いられません。
ほんとうに、今の東京の生活は、少しばかり不便であっても不幸ではないのですから!
みなさん、不安感に負けずに、さあ、元気を出してがんばりましょう!

そして、被災された方々のために何ができるのか?を、一人が1つを考えながら、
"今を"一所懸命生きましょう!!
 matuyon

# by mitakamusasino | 2011-03-18 16:46 | 三鷹校 | Comments(2)  

羽田空港

暦のうえでは春とはいえ、まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?d0076971_23461652.jpg

先日、子どもがジェット機を見たいというので、羽田空港まで旅客機を見せに行ってきました。羽田空港へは浜松町からモノレールに乗って行きました。都心から電車を乗り継いで羽田空港に行くには、浜松町駅からモノレールに乗って行く方法や品川駅から京浜急行線で行く方法などがあるのですが、今回は子どもの希望でモノレールを使うことにしました。以前にも何回かモノレールに乗せたことがあるのですが、子どもは前方がよく見える先頭車両の前の方の席に座るのがお気に入りです。乗ってみていつも思うのですが、モノレールって下の線路が電車と違って一本で、特に海岸線に差し掛かると下が海っていうところもあるので、少しドキドキしますよね。東京モノレールのウェブサイトを見ると下の線路(軌道桁と呼ぶようです。)の幅は80cmだそうです。

この日は終点の第2ターミナルビルに行きました。第2ターミナルビルには、5階に展望デッキがあって、そこから空港に発着する旅客機を眺めることができます。展望デッキはかなり広くて、この日もたくさんの人が旅客機を見に来ていました。私のように子ども連れの人もいれば、趣味で旅客機の写真を撮りに来ている人もかなりいるようでした。展望デッキのすぐ下では旅客機が到着して乗客や荷物を降ろしたり、出発までの準備をしたりしていて、いろいろな作業をする人や車が行き交う様子がよく見えました。また、長い滑走路を横から眺めて、大きなジェット機が着陸したり離陸したりする光景は、迫力があって子どもだけでなく大人が見ても楽しめますよ。

今回は子どもに飛行機を見せるために羽田空港まで行ってきましたが、楽しい時間を過ごすことができました。ターミナルビルの中にはレストランやお店もたくさんあるので、皆様も休日にお出かけしてみてはいかがですか。
mietan
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# by mitakamusasino | 2011-02-22 23:53 | Comments(0)  

豊かさの疑似体験

ちょっと時代を先行き過ぎて何かと業界を騒がせることでお馴染みの
インターネット検索サービス「グーグル(Google)」社が、また新たな
サービスのプロジェクトを開始したと報じられました。

アートビュー』というその新サービスは、世界の17の美術館と提携し、
所蔵する1000以上の美術作品をインターネット上で自由に観賞できるもの。
その見せ方が凝っており、実際の館内を撮影して作られた空間の中を、
まるで本当にその美術館内を歩くように自由に散策して、飾られている
絵画を観賞できる。言わばストリートビューの美術館版。
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参加している美術館も「メトロポリタン美術館(米)」「ヴェルサイユ宮殿(仏)
エルミタージュ美術館(露)」など、世界の名立たる美術館が参加していて、
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」や、レンブラントの「夜警」などの有名
絵画を超高解像度で観賞できます。もちろん無料。
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まだ試用版という本サービスを使ってみましたが、自由に動き回るには
少し慣れが必要なものの、噂に聞くヴェルサイユ宮殿の「鏡の回廊」を
歩きながら美しい天井絵を眺められたりして感動しました。

以前に「神社参拝もインターネットで?」とい話題を載せましたが、
一部の神社や動物園などの施設は、この美術館のように内部
散策を公開しており、実際にネットで参拝も現実になっているとか。

こうした今まで秘蔵だったり、その場に行かなければ見られなかった
物がオープンになり、ネットで簡便に疑似体験できるようになるのは、
便利・・・なことではありますが、それで満足してしまう文化は、
まるであらすじだけ読んでその本を読破した気分になるような、
そんな危うさも感じてしまいます。

絵画といえば、近年絵の持つ力が見直され、心理療法や
精神医療で効果をあげているというニュースも見かけました。
暮らしの中にアートを取り込むことで精神を豊かにし、
家族間のコミュニケーションにも良い効果があるそうなので、
こういうサービスもその足掛かりになるのかもしれません。

このブログでも何度か紹介していますが、当教室の壁にも生徒の
皆さんに心豊かに学んで頂けるよう数点の絵画が飾られており、
自ら個展を開くような芸術に通じている生徒さんもいらっしゃいます。

ぜひ、当教室に擬似ではない豊か体験をしにいらしてください。

# by mitakamusasino | 2011-02-08 11:24 | 三鷹校 | Comments(0)  

吉田松陰

みなさんそれぞれ、マイブームがあると思います。
今、マイブームが吉田松陰です。

 私の故郷は萩です。小学生の頃から、吉田松陰は身近な人でした。しかしながら、「偉い人」というのはわかるけど...という、かなり程度の低い知識しかもっていませんでした。
 
 一昨年、萩に帰省した際、萩博物館の「至誠の人 吉田松陰」というパンフレットを目にしました。吉田松陰没後150年記念企画展でした。結局行くことはできませんでしたが、そのパンフレットにより、吉田松陰への興味が増してきました。

 まず、吉田松陰とはどんな人物なのかを知りたいと思い、どのような作家が吉田松陰について書いているのかを、インターネットで検索しました。小学生向けの本、コミック、歴史小説家の作品も多数あり、あまりに多くの作家の作品があることに驚いてしまいました。とりあえず、小学生向けの作品「吉田松陰」(福川祐司著)を読み始めました。
ちょうどその本を読んでいる頃でした。昨年、萩に旅行をしたという、東京パソコンスクールの生徒さんがいらっしゃいました。松陰神社を観光しているときに、地元の椿東小学校の小学生が松陰神社を案内し、説明をしてくれたそうなのです。小学生自身が吉田松陰について研究し学んだことを、実際に人に伝えるのが、授業の一環ということでした。私の小学生時代にはそのような授業はありませんでしたので、すばらしい活動だと感動しました。
もっとすばらしいのは、その当校の生徒さんは、案内をしてくれた小学生の写真を、手紙を書いて、椿東小学校宛に送られたのです。そこから、小学生との手紙によるコミュニケーションが始まったそうです。近頃は手紙を書く方も少なくなりましたので、喜ばれたのかもしれません。

 吉田松陰が開いた松下村塾の門下生には、伊藤博文、山県有朋、木戸孝允、高杉晋作、久坂玄瑞など多くの指導者がいます。なぜ彼らのような偉い人たちが、山陰の萩の小さい町から出ることができたのでしょうか?その回答を吉田松陰語録からみつけたような気がしました。
 『志をたてるためには、人と異なることを恐れてはならない。
  世俗の意見に惑わされてはならない。死んだあとの業苦を思いわずらうな。
  また、目前の安楽は一時しのぎと知れ。百年の時は一瞬にすぎない。
  君たちはどうかいたずらに時を過ごすことのないように...』
 
 『至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり』
 
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 吉田松陰の人物像を知ることで、教育とは人の生き方を左右する効果があること、またどのような人から教育を受けるかというのも、人生に影響を与えるように思いました。
そういう意味では、そこまで大げさではないにしても、生徒さんに教える立場にある私たちも、もっと勉強をしなければいけないと感じてしまいました。
 次回、萩に帰省した時は、もっと自分の町の歴史について勉強し、豊富な知識をもって、吉田松陰ゆかりの地を歩いてみたいものです。
kado

# by mitakamusasino | 2011-01-25 17:19 | その他趣味 | Comments(0)  

本年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。
今年2011年は、三鷹市市制61年、三鷹駅開業81年、東京パソコンスクール三鷹校も11年目で、みな1並びの再スタートという感じですが、当スクールは皆さまにいっそうパソコン力を身につけていただき、喜び楽しんでいただけるように取り組んで参りますので、本年もよろしくお願いいたします。

iPad発売をはじめ電子書籍元年と言われた昨年は、大阪検察庁の証拠FD改ざん事件や、中国漁船衝突ビデオのYouTube流出問題、ウィキリークスの機密情報漏えい問題、はてはツイッターでの芸能人の不倫事件騒動まで、昨年はパソコンおよびネットがらみの事件が多発して、新聞TVを騒がせたという印象の強い年でした。
YouTubeやウィキリークスなどは言葉としても知らなかった、実際には見たことなどなかったという人も多かったのではないでしょうか? それが、いっきに日常の人々の口の端に上るようになったわけですから、イヤでもネット時代のさなかに生きているという実感です。

いまやパソコン、インターネットは、毎日の生活への密着度が高くなっているので、昔の「読み書きソロバン」と言われたものに相当する、最低限必要な知識教養・ツールだということですね。
インターネットの世界はまさに日々進化し続けており、今年はますますスマートフォンの普及も進み、電子書籍の開発・販売競争も激しくなり、また新しいものが出てくることでしょう。

現在、日本のネット人口1億人の多くが匿名で、実名ではつながっていませんが、これからは原則実名のアカウント(登録)でつながる「フェースブック」という交流サイトも増えていくだろうと言われています。米国では昨年すでに、このアクセス数がグーグルを上回ったそうです。

日本人の風土にどの程度なじんで行くのかは未知数なところですが、実際に日本でも昨年秋から、実名の利点を生かし、就職活動向けにリクルートが提携してスタートしています。
またレストラン、本、映画なども、検索サイトではなく、「交流サイトの知人の勧めで…」というように生活そのものが変化していくだろうと考えられています。

ツイッターが凄い勢いで普及したことからも、ビジネスの世界でフェースブックは実名ということで、より情報の信頼度が増すということはあります。一方で、まだまだ実名への抵抗感も根強いでしょうから、これからは匿名の世界との使い分け、棲み分けができて、新しい使い方に広がっていくのかもしれないと思います。
そういう意味では、それぞれの使い分けの選択肢が増えるということですから、使い方しだいでネットの実用性や楽しみが増えるわけですね。

このように変化発展の激しいパソコンの世界で、おかげさまで11年目を迎えます。
前にも申しましたが、パソコンは何かに変わるものではなく、新しい世界です。自分の手足、脳がもう1つ増えたものとして使いこなせば、こんなに面白い楽しいものはありません。皆さんに自分なりの楽しみ方を知っていただくお手伝いをするのが、私たちの役割です。

寒さもこれからが本番です。どうぞ皆さま体調管理に気をつけてお過ごしください。
下は武蔵野の七福神の一つ、延命寺の寒椿です。
mitakamatu

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# by mitakamusasino | 2011-01-11 18:23 | 三鷹校 | Comments(1)  

みなさん良いお年を!!

2010年の東京パソコンスクールは今日までで、明日から年末年始休校に入ります。
新年は5日から授業初めです。
みなさま、今年もほんとうに有り難うございました。
政治はますます混迷を続け、経済もむしろ悪くなっているような、庶民の実感ですが、
当校は今年もみなさまに支えられて、なんとかがんばってやって来ることができました。

前回書きました、当校生徒 松崎さちさんの版画展は、おかげさまで多勢のみなさんが
観てくださり、ほんとうに思った以上に大盛況のうちに終わることができました。
当校も、協力応援した立場として心から嬉しく、お越しいただいたみなさまに、
お礼を申し上げます。
お隣の貸し画廊は、実はふだんあまり使われていないこともあり、版画展開催中の
10日間は、ご近所としても華やいで明るい、暖かい気分で過ごすことができた
10日間でした。
実際、松崎さんの版画にはみなさん心やすらぎ、それぞれお好きな画を見つけて
いらっしゃったようです。小さくても、身近に絵や花のある生活はいいですね。

来年もこのような催しが近くでできれば、また全力で支援をしたいと思っています。
絵に限らず、何らかの作品を作っていらっしゃる方は、生徒さんの中にも他に何人も
いらっしゃいますし、それらの作品を展示会されるというのはいかがでしょうか?
個展ではなくてグループ展でも良いですね! 大いにお勧めしたいと思います。

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もう一つ、この12月には特筆すべきことがありました!
生徒さんのお一人の氏家さんが、この度、お母上の三回忌に間に合わせるべく一年以上にわたって当教室で毎週がんばって作成してこられた、母上の遺稿集をついに刊行することができました!

長く当校スタッフが直接かかわってきたことは、氏家さんの、素敵な母上への想いを新たにする作業にも共にさせていただくことができて、とても光栄な喜びでした。

その母上の、観音様巡りの旅の記録は貴重なもので、現代人にはなかなか出会えなくなりつつある、ゆかしい香りの立ちあがる文章です。
人に歴史あり、氏家さんのお育ちになった心豊かなご家庭と、懐かしい古き良き昭和の時代も、そこはかとなく偲ばれたことでした。

このご本の表紙の絵は、生前ご高齢の母上が自ら撮られた、故郷の近くという
竹生島の写真です。波頭が鮮やかな、なんとも言えないとてもいい写真です。
装丁も、当校が長くおつきあいある㈱サンユーさんという印刷やさん
(昨年の12月に書いた、ろう者の鈴木さんが発刊した本を印刷した所)ですが、
今回も内容に合った品の良い仕上がりです。
当教室においてありますから、どうぞお手に取ってご覧ください。

さて、おしゃべりは長生きの元だそうです。女性が長生きなのはそのおかげだ
とも言われますから、大いにおしゃべりしましょう!
それで、新年には、みなさんが自由に集っておしゃべできる茶話会をしたいと
考えています! もちろん、男性も負けずに参加していただきたいと思って
います。他愛のない世間話や、パソコンについての疑問、質問、注文、なんでも
ありの場にしたいと思いますので、どうかみなさんご参加くださいね!

また来年も、みなさまが楽しみに通っていただけるように、スタッフ一同心を
尽くして、居心地の良い空間を作っていきますので、変わらずよろしく
お願い申し上げます。
合わせて、みなさまにとって、かならずや良いお年でありますように、
心からお祈り申し上げます。

吉祥寺の年末のイルミネーションです。
大晦日のカウントダウンで2011に変わるのでしょうね?

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# by mitakamusasino | 2010-12-27 19:46 | 三鷹校 | Comments(0)  

『松崎さち版画展』のお知らせ!

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12月になりました。
今年も、当教室のドアとウインドウにクリスマスリースや飾りがされました!

当校生徒さんの榎本美代子(ヨガ教室)さん主催の、恒例のクリスマス会が渋谷
「青い部屋」で12月14日に行われます。年々ますます盛況になっているようです。
この夏、8月2日には「青い部屋」主催のシャンソンコンサートに、榎本さんがご出演と
いうので行ってまいりました。
榎本さんは張りのあるチャーミングな歌声で、曲ごとにいちだんと上手になられて、
センスの良い素敵な衣装とともに聴衆を惹きつけていました。

また戸川昌子さんはさすがの大御所で、数多くのレパートリーとリクエストに
応えていました。
その中でダミアの「暗い日曜日」を歌われ、岡本太郎さんと一緒に歌ったときのこと
などをお話されましたが、実は私も岡本太郎さんがフランス語で「暗い日曜日」を
歌っているのを聴いたことがあります。
その昔ヨーロッパでは、この歌を聞いて自殺する人がどんどん増えて、とうとう
放送禁止になったというほど、厭世感に陥る人が多い歌だということです。
自嘲気味に?戸川さん曰く、「シャンソンはこんなふうに失恋だ、別れだ、死だと
暗~い暗~い内容ばかり。よくも何十年も歌っているわよねぇ・・・!」 
でもそれが人生でもあり、シャンソンの魅力ですからね。

しかし、これとは反対に日本では、大洪水で水没往生したバスの屋根の上に
乗客全員が避難して集まり、真っ暗な濁流の中で文字通り身体を寄せ合い暖め合い、
皆で歌を歌って励まし合って生き延びたという、最近の(・・といってももう6年前になります
が!)できごとがありました。
この乗客37名の平均年齢は67歳だったそうです。それぞれが持つ体験と智恵を出し合い、
歌が希望と元気を繋いだという感動の話でした。(中島明子著『バス水没事故、幸せを
くれた10時間』朝日新聞出版)
このように、「音楽の力」は人の生死を左右する絶望や希望を生み出すことができる
のだと思います。人間が生きていくのには、衣食住だけでは、生きていけないということ
ですよね。

後になりましたが、今日の大事なお知らせです。
前にもご紹介しました、当、東京パソコンスクールの生徒さん 松崎左知さんの
「松崎さち版画展」が、12月4日(土)から12日(日)まで
当教室の隣「ギャラリー はないかだ」で開催されています!

この松崎さんの版画に登場する少年少女を観て、皆様はどんなことを感じられる
でしょうか? 
自分の子どものとき、あるいは自分の子育てのときに子どもが見せてくれた、
いろんな表情に一喜一憂したことなど、いろいろなことが思い出されて、思わず
微笑まれることでしょう。
これも「人はパンのみにて生きるにあらず」に値する、皆さんに安らぎをもたらして
くれる展覧会だと思います。

皆さん是非、観に来て下さいね! お待ちしています。

# by mitakamusasino | 2010-12-02 18:21 | 音楽・絵画 | Comments(3)