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深大寺そば

皆さん、おそばはお好きですか?

俗に「関東そば、関西うどん」などと言われますが、やはり関東で麺類というと、
おそばかラーメンが一般的でしょうか。
かく言う筆者もおそばには目が無いのですが、当校(三鷹校)からほど近い場所に、
その名物そばで全国に名の知られる地域があるのをご存じでしたでしょうか。

先日、当校に通われている生徒さんが『深大寺そば~蕎麦巡りマップ』という三つ折り
のガイド誌を持ってきてくださいました。それは「深大寺」というお寺周辺に点在する21軒
ものおそば専門店の情報が、とても詳細に紹介されているガイドマップでした。
深大寺そば_d0076971_1411786.jpg

見ているだけでも楽しく興味深いこのマップは、調布市の観光協会さんが尽力して編纂し、
発行していた物のようです。(同観光協会のサイトからダウンロードすることもできます)

この「深大寺」とは、三鷹市のお隣り調布市にある名刹で、都内では浅草の浅草寺に次い
で二番目に古い、とても歴史と格式のあるお寺です。
そのお寺の門前を中心に、なんと25軒もの深大寺そばの専門店が連なっているのです。
数百mの範囲に、これだけの数のおそば屋さんが密集している場所は他にないでしょう。

古来より武蔵野の台地ではそば作りが行われ、国分寺崖線から湧く豊かな泉の水を使って、
美味しいおそばが作られていました。ある時、徳川第三代将軍家光が、鷹狩りの際に深大寺
に立ち寄り、そこで食したそばを褒め称えたことで有名になったのだそうです。

その後一般庶民に伝わり、武蔵野を散策する文人墨人客に愛され、今や郷土名物として
全国的に知られるようになり、毎年10月に行われる深大寺そば祭り(そば守観音供養
祭)
では、各地から観光で訪れる人たちで賑わいます。

当校(三鷹校)からは、歩いて行くにはちょっと離れているのですが、三鷹通りを南に下り、
三鷹市役所を過ぎて更に10分くらい行くと、右側に広大な神代公園(神代植物公園)
見えてきます。深大寺はその正面になります。

気候も穏やかな新緑の季節、散歩がてら訪れてみるのもいいかもしれません。
おそば目的以外でも、門前町の趣きを味わいながらの一帯の散策は楽しく、
市内在住の漫画家・水木しげるさんにちなむ「鬼太郎茶屋」などもあります。

また、深大寺は全国でも屈指の?縁結び(恋愛祈願)のお寺としても有名なんですよ。
そのとってもロマンチックな理由と歴史は、ぜひ先の観光協会の案内をごらんください♪

by mitakamusasino | 2009-05-29 16:53 | 三鷹校  

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