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創立16周年記念コンサートのお誘い

ソンコ・マージュさんをお迎えして

東京パソコンスクールの創立16周年記念イベントとして、6月30日(木)にソンコ・マージュさんをお迎えしてコンサートを開催することになりました。
実は私は、ソンコ・マージュさんとのご縁はこれが初めてではありません。劇団創作劇場の公演で、昭和43年(1968)10月新宿厚生年金ホールにて、作・たなべまもる、演出・津川英介「ぎたあちんこんか」という、ギターが主役のお芝居に、主演でソンコ・マージュさんをお招きしたのが最初のご縁でした。以下は、そのイントロダクションです。

"現代の奇蹟…
その名は泉 万吉(ソンコ・マージュ)
ギターをかかえて不毛の町にやってきた
その虚心な生き方に 
不毛の町の人びとは人間の生きる意味を知った”

この芝居は、荒廃した町をギターの音で世直しをしようというものでした。ギターの音が町の人々に通じなくなったために弾いているギターを叩き壊すという衝撃的なシーンがあり、ヤマハから提供を受けて毎回の舞台で演奏中に叩き壊したギターの数は、全部で10数台になりました。

あれから48年たちましたが、世の中は良くなっているのでしょうか?
比べてみると当時の世界人口は35億人、現在は倍以上の70億人を突破し増え続けています。日本はどうか?劇的な少子高齢化と今まで経験したことのない人口減少という局面に突入しています。成熟した国家だということです。もう経済成長ということは望めません。
職場や生活にパソコンが入り、昔の読み書きソロバンと同じように今はパソコンができて当たり前の時代になってきました。スマホ依存症という病まで出てきています。顔と顔を合わせて話をするというコミュニケーション能力、人間性が希薄になったとも思います。

また、格差社会といわれる通り、貧富の差は広がるばかりです。殺伐とした殺人事件などもなくなりません。こういう時代だからこそ芸術…、映画・演劇・絵画・音楽が必要とされるのではないでしょうか?
師アタウアルパ・ユパンキの志、ヒューマニズムを引き継いだソンコ・マージュさんは常に弱者の視点で物事を考えておられます。また“笑い”が非常に重要だと、どうしたら観客に笑いを届けられるかと考えておられます。病院から請われて演奏(音楽療法)にも行かれているようです。

ソンコさんのお宅を訪ねて、ご自分の馬にギターを聴かせているビデオを見せていただきましたが、ギターを聴く馬がうっとりとして頬を寄せていく様子が映されていました。これを観て、昔、アメリカの学者が、実験で植物にいろいろなジャンルの音楽を聴かせても反応はなかったが、ラヴィ・シャンカールのシタールの音を聴かせたときには、突然スピーカーに巻きついてきたという話を思い出しました。動物・植物にも感情はあるのですね。生きている生物全てに音楽は必要です。

また友人の龍村 仁監督の映画「ガイアシンフォニー第六番」によりますと、最近の科学技術の進歩によって、この宇宙の全ての存在、銀河系、太陽系、地球、海、山、川、森、岩、動物、植物、バクテリアから原子のひとつひとつまでもが、それぞれ独自の“音楽”(vibration)を奏でていることが分かってきました。「人間が音楽をつくる以前に、“音楽”がこの宇宙をつくり、生命を生み出し、人間をつくった」という宇宙物理学者もいるそうです。

ソンコ・マージュさんの魅力は、そのホームページ(bio頁)に「魔術による浮遊の感覚」と題して、作家 村上 龍さんの名文でも紹介されていますので、ぜひご覧ください。(その他 日刊ゲンダイのサイト2015年4月27日号「”孤高のギタリスト”ソンコ・マージュさんブレークを拒む理由」などご参考に。)
小さい会場で、マイクを使わない生演奏の歌とギター、それからお話を聞けるのはまたとないチャンスです。ご家族、ご友人、お誘いあわせの上どうぞお出かけ下さい。
 
お問い合わせ、お申込みは東京パソコンスクールまで。
別紙チラシもご参照ください。                           松本忠利

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          今年も、ご高齢の生徒さんが丹精込めた5月のバラです! 

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by mitakamusasino | 2016-05-17 17:06 | 三鷹校  

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